高所恐怖症の原因と克服

高所恐怖症を克服したいと苦しんでいる場合、過去のできごとが関係している場合がたくさんあり、例えば小学生の頃にジャングルジムで遊んでいたところ落下してしまい、それから高いところがだめになったという場合が多いのです。

幼少のころ実際に落ちた経験がない場合でも、10階建てのビルの中にいるときに下の階で火災が起きてしまった場合、火災がボヤだったとしても、高いところにいたら逃げられないのではないかと感じた恐怖から高いところが苦手になってしまう人もいます。

過去の経験が原因となって高所恐怖症になってしまっている場合、まずは過去の経験をしっかり受け止めることから始めなければなりません。

いやな過去の経験を無理やり忘れるという方法もありますが、考えないようにしようと思うほどかえって考えてしまうのと同じなので、非常に難しい方法で、ポイントになるのは、自分が今いる場所は安全だと理解することが重要です。

例えば、高いビルの中で仕事をしていて、下の階が火事になるなんて滅多に起こることではありませんし、しっかり整備されている橋などであれば、崩れる可能性はゼロに近いのです。

高所恐怖症の場合は、過去に落ちたことがあるからまた落ちるかもしれないと必要以上に考える癖がありますし、過去に高所恐怖症に繋がる体験がない場合でも、高いところが苦手になってしまう場合は、想像力が豊かな人に多いので、イメージトレーニングや、徐々に高いところに慣れるという訓練で克服することができます。