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高所恐怖症と危機管理能力
高所恐怖症は、危機管理能力が敏感に働きすぎている状態だといえますが、高いところを怖いと思うのは、人間であれば当然のことですし、危機管理能力が働いている証拠だともいえます。
危機管理能力とは、自分になにか危機が迫った時に、どう対処すればいいのかを想像したり、実際に対処する能力のことをいいますが、自分はどれだけ高いところでも、足場が不安定なところでも平気だと自慢げに言う人がいますが、そういった人は逆に危機管理能力が足りていないと考えることができます。
危機管理能力のおかげで落ちたら危険だと考えられるからこそ、危険な場所では慎重になって命を守ることができるのですが、高所恐怖症の場合は、高いところに対して慎重になりすぎてしまい、めまいや動悸がしたりパニックになってしまう症状のことです。
危機管理能力は、現場を分析してそこから考えられるリスクを分析する能力でもあるのですが、高所恐怖症の人は必要のないリスクまで考えてしまいます。
例えば、しっかり整備されているビルの中にいるにも関わらず、床が抜けたら死んでしまうというように極端に考えてしまいますし、飛行機の場合も事故は滅多に起こりませんが、自分が乗る便は運悪く墜落してしまうかもしれないと考え、必要以上に不安になってしまうことがあります。
高所恐怖症を克服するということは、危機管理能力を正常な状態に戻すということでもあるわけです。
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